うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー その2
2009.09.23 Wednesday「うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー」の感想を書きます。
昨日も書いたように、かなり反芻しているので、台詞を覚えているくらいなのです。
次に何が起こって、誰が何を言うのか、おおよそわかっています。
それでも、観て面白かったです。
押井監督は「この作品が好きな人は、高校生活が楽しくなかった人」と言っていますが、私は、小学校の頃からこの作品を楽しんでいるので、本当にこの作品に引きつけられていると思います。
ラムちゃんの夢の話なのですが、その夢であることをうまく活用したエンターテイメント作品です。夢なので支離滅裂なことをやる、演出するということではなく、現実に重点をおき、徐々に夢であることに落ちていくという流れです。それも、ラムちゃんの夢を仲間で共有しているので、夢であることに気がつかず、現実色が続く中で、夢の中心へ向かっていきます。
ラムちゃんの純粋な心にそっと手で触れるような、生命感のある澄んだ気持ちになる瞬間があって、それは切なさや恋心のようであり、自分ではとても理解できない神秘の世界を、透明なガラス越しにのぞいているような気持ちでもあります。
昔と今では、見方が変わってきているなと思いました。
十代の頃は、そのままこの夢の世界を堪能していたと思います。おそらく中心的な登場人物達と年齢が近かったからでしょう。
その気持ちを忘れたわけではありません、今は付随して別の感覚もあります。それは明らかに昔はなかった感覚ですね。創作者の目線でしょうか。
今度は誰かと一緒に観てみようかなと思います。十代の頃の気持ちをより一層思い出す気がします。
もし観る機会があったら、オススメしますよ。
Are you Beautiful Dreamer?
Okay,Great! Hugs.